2011年12月30日金曜日

魅惑のブダペスト

霧のドナウ川

ファビュラスすぎるクリスマスをグラーツで過ごした翌日、ファビュラス・テオのドライブでハンガリーの首都ブダペストに行ってきました。
なんと、グラーツからたった4時間足らずのドライブなのよ(☜ルート)。
グラーツから一瞬スロヴェニアに入り、その後ハンガリーの平坦で何もない道をまっしぐら。
テオが計画したんだけど、最大の目的はこのGellert Hotelのスパ(☜クリック)。
写真で見る限りとっても綺麗なんだけど、実際行ってみたらまぁまぁだった。
つーか、地元のおっちゃん達も来る温泉って感じの雰囲気。温度も38度と低めでちとものたりず。しかもスチームルームの機械が壊れててこちらは80℃ぐらいで死ぬかと(普段はフツーよ)。
このGellert Hotelがまたすごいレトロで軽井沢の万平ホテルに来ちゃったのかと思いました。このホテル自体は超おすすめ。お部屋も広くて、安いの♡
ホテルに泊まると温泉はタダです(誰でも来られるのよ)。
次回は是非Boscoloに泊まりたい(金貯めて)。

ブダペスト、親友のジョンが「リスト音楽院」に行った、ということでしかあたしとの共通点はなかったのに、今回たった24時間しかいなかったのにも関わらず完璧恋に落ちました♡ マジャールやらハプスブルグやらソ連共産時代の歴史がまるでアラベスクのように混じり合い、えも言われぬ馨しい芳香を放っていたのだった。
亡くなった父や祖母がその辺からひょいと出てきそうな、裏ぶれた味のある雰囲気だったの(ホンマに出て来たら怖いけどさー)。
パリ、ローマ、ミラノ、ウィーンに次いで好きな街になりました。

それにしても、グラーツでレンタカーを借りる際に、
「旧東ヨーロッパに行くならあなたの銀行口座を2000ユーロ分担保にしていただきます。しかも盗まれる可能性があるのでナビは付けれません。」と脅されて、一体どんな魑魅魍魎がうごめく僻地に連れてかれるかと思いきや、あーた、それ西ヨーロッパ人の偏見と傲慢。
全っ然っ怖くなかったわ。Ω\ζ゜)ちーん
むしろ、毛皮なんか着て優雅に歩いていらっしゃる人が西側よりも多かった。

みなさん、ブダペストに行く際には温泉に行かない手はないので、かならず水着とスイミングキャップを持参のこと♡

ブダのブタ。丸ごとがマーケットで売られてるの(汗)

2011年12月29日木曜日

Christmas in Graz

(副題:郷に入れば、郷に従え)


ファビュラス・テオが今年のクリスマス孤独であろうわたしたちを哀れんで(爆)グラーツ(オーストリア)の実家に招いてくれた。
クリスマスはクリスチャンの方達とその国の伝統にのっとってお祝いするのが一番よね。誰か適当な人見つけてホテルでちょめちょめするなんざ本来はジーザス・クライストに失敬ってもんなのよ。クリスマスはロマンチックなものではなく、神聖なものなのよっ!(って何様だよっ)

ディナーはフォンデュでした♡


女優みたいなテオ・ママと往年のハリウッドの大女優みたいなテオ・グランマがこの世のものとは思えない趣味の良いアパートでまるで家族のように手厚くもてなして下さいました(涙)。

今もお美しいが若い時は絶世の美女だった八十七歳


それにしてもオーストリアでのクリスマス、いろいろなことを知らず、恥ずかしい思いもしちゃったのよ。
ここに、来年から失敗しないように書き留めておきます。来年招待されるかどうかはわからんけど・・・爆。

1:家族全員へ必ず(安くてもいいから)プレゼントを買うこと。自分のパートナーを同伴の場合、パートナーへのプレゼントも買うのがよろしい(おえっ)。カードは絶対に添えること。

2:その家族が近しい人達(親戚など)を招待している場合もあるのでその人達の為の予備のカードは10枚ぐらい持っていくこと。

3: 飛行機で来ている人(例えばあたし達)もいるはずからプレゼントはなるべく軽くかさばらないものにすること(please!!!)。あたしたちはライアンエアで行ったのでスーツケース15キロ、手荷物10キロまで。100グラムオーバーしただけでカウンターのビアッチに「誰かにあげるか、払うか、払いたくなければ捨てるかして下さい。」とキツく言われる。くそ。今回はセーフでした♡


4:家長やそこにいる年配の方が「さてわたしはそろそろ休みます。あなたたち若い人は楽しんでね。」と言ったら、全員速やかに退散しなくてはいけない(らしい)。その言葉通りに居残って「もう一杯」なんて絶対にあきまへんえ。ある意味日本のしきたりより厳しいわよ。

5:欧州の場合(場所によるとは思うけど)ランチなどに行った際、招かれた人達(例えばあたしたち)は「招いて下さったお礼にここは僕たちが払います」などと軽々しく言って、家長を差し置いてそこにいる人達におごっては
絶対に絶対にいけない
家長(今回の場合テオママのBFのヴィリー)があくまでももてなす。家長の顔を潰しては絶対にいけないの。


4までは良かったんだけど、うちのおさーんがこの「5」を犯してしまい、一瞬ヴィリー(70歳)と険悪になっちゃったのよ。おごったのになんで怒られなきゃいけないの?って感じだけど、オーストリアやスイスに根強く残るマキズモを軽々しく侵してはいけないらしい。日本みたいにうわべだけ怒ってみせるのではなく、マジで怒られたんだからっ。温和なヴィリーが顔真っ赤にしていきなり 
「ナイーンっ!(Nein)」って絶叫した時にゃ、心臓飛び出るかと思ったわよ。うちのおさーんなんてべそかいちゃったんだから(がははは)。
ちなみにヴィリーはその店の超顔なじみ。でもその日はクリスマスで顔見知りのウェイトレスがお休みで新入りのウェイターがうちのおさーんの支払いを受け付けてしまったのよ。ヴィリーったら後でもう一度出掛けてそのレストランのオーナーに再度文句付けに行ったらしいから、ほんと私たち悪いことしちゃったのよ。(何回も書くけど、おごってここまで怒られるって・・・どうなん??)
ということで、こういう国それぞれの文化が知りたいのよ、わたしゃ。

あぁ、二年半もいたのにイギリスで全然こういうこと学ばなかったわ・・・。
ありがとう♡オーストリア。


機嫌すっかり治ってよかったわーっ♡

2011年12月22日木曜日

ジ・おとなしい英国

ソーホーにあるイタリアの総菜屋さんでの出来事。
クリスマス前、カウンターの前には余裕で20人ぐらいの列が出来ていた。
一列にみなさんきちんと並んでるところに、緑のコートを着てパンダちゃんの耳当てをした見るからに奇妙なおばあさん(匂い付き)が来て、カウンターの前に置いてあるオリーブオイルの瓶を取ると列の一番最後(長過ぎて屋外までつらなってた)についた。

おばあさん、それをちゃっかり盗んで行くのかと、ちょっとでも不信感を抱いた自分を恥じた。
いくらなんでもこんなに堂々と盗っていくわけないか・・・。

そのおばあさんが列にならんで約3分後、何やらおばあさんが目の前の女の子にデカい声でいちゃもんをつけてる。
「あたしになんか文句あるってーのかい、この◯゛ッチっ!」と。
でも、大人しい英国人は目の前で起きてることをまったく無視。もちろんその女の子もおばあさんのことがまるで見えてないみたいに完全無視だ。
「あたしが買い物したらいけないってのかいっ、このク◯野郎」と、後ろの上品な紳士にも絡み出した。
と、思うと、
「こんな店、並んでられっかっ!ク◯っ!」
と、言いながら店から持ちだしたオリーブオイルの瓶持ったまま堂々とどこかへ行っちゃった。
やっぱ盗むのね・・・Ω\ζ゜)ちーん。
す、すごい大作戦じゃないの、おばあさん。
良い子は絶対にマネしないでね♡

そんなクライムシーンを見ても、もちろんイギリス人はなーんにも言いません。
そのおばあさんが行っちゃった後も「なんだ、あれ?」の一言もなし。
「あの人、盗んでいきますよーっ!」なんて店の人に誰も言わない。
今見たのはまるで幻影であるかのように、し〜んとしている。
血気盛ん、ドラマ大好きなニューヨーカーとは大違い。

クリスマス前は普段より二倍以上の盗難や窃盗があるらしい。
みなさま、お気をつけ。

Merry Christmas!

イギリスでは「Happy Christmas」という人が多い。

ノンノンが作ってくれた今年のクリスマスカード(去年のカード)


この一年、おかげさまで平穏無事に生活を送ることができましたが、今月あたまに日本に行った際に廻りの人達、自分と音楽の関係その他諸々に問題がないわけじゃないということが明確にわかって、のほほ〜んと暮らしていたところに下からガツンとパンチを喰らわされた感じで、ロンドンに帰ってからもいろいろ考えてしまい、しばらくボーっとしてました(時差ぼけもあったと思うけど)。
決して楽しかったと大手を降って言えないけど本当に意味のある里帰りだったなぁ、と実感してます。

ロンドンはこんな大都会であるにも関わらずだいたいにおいて心落ち着いて暮らすことが出来ました(階上の人達がうるさく、このアパートを出られるのは嬉しくなくもないの♡)。
日本が震災で自分の心が揺れに揺れてしまった時も、ロンドンの持つ落ち着いた「気」のお陰で均衡を保てたってのあるもの。
最近、エキサイトメントよりもCalm(静か)な生活を欲している自分がいて、静かで緑の多い中規模の街に引っ越すのも悪くないかな、まったく住むなどとは想像してなかったところに住むのも良いかな、なんて。
これも東京に行った時満員電車でもみくちゃにされたお陰だわー。

さて、今年最後のイベントはオーストリアのグラーツ(Graz)でのクリスマス。
クリスマスもホテルって開いてるんだねーっ。知らんかった。そりゃそうか。

みなさま、是非良いお年を♡

2011年12月16日金曜日

ウォシュレットがあっても

ミラノやパリでファビュラスな時間を過ごし「やっぱり最後に住むのはパリ」などと脳内で「幸せ汁」を多量に放出しながら言ってるわたしだけど、日本で2週間も過ごした今、その脳内の幸せ汁を作る機械自体が壊れてしまった感がある。
滞在の前半に食あたりと疲労で体を壊してしまったこともあるけれど、精神面では全然飛べない帰国だった。

小さい理由を言及するのはやめるが、
幸せや快楽は罪、みんな同じように生きましょう的な国民性が我が祖国の古来からの特質とはいえ、やっぱり同調できないわー、わりーけど。
(他人とは同じように生きたくない、と思ってる人達もまた結局「同じように生きてる」又は社会から逸脱しまくってるところがアイロニー。)

口では自由を謳いながら、結局は人の目や言動を「必要以上に気にする」という特性を惜しみなく披露してくれる人はわたしの廻りにも多い。
「あなたはいいわねロンドンやらスウェーデンに行けて。日本はみんな大変なんだよー。」(みんなってどれぐらい「みんな」なのかしら)
そういう人に「あんたは可哀想よねー。ロンドンやらスウェーデンに行けなくて。」
と、 ブっといもん一発ブチかましてやりたいのがホントのところ。
ここでくすぶって人のこと羨んでるのはあんたのせい、あなたがやった選択の結果なのよ、と。しかも 
「あたしも十二分に大変なんだよぉっ!(`´メ)」と。
でもあたしはラファエロの描くマリアのような慈愛に満ちあふれた微笑で「イギリスもスウェーデンも食べ物まずいよぉ。超暗いしさー。ウォシュレットもなくてケツも洗えないんだから。(全部ホント)」などと、言ってあげると相手は安心したように「そうよね。そんな国に絶対に住めないわね。イギリスなんてそういう点で皆最悪だ、って口をそろえて言うわよね。日本よりいろんな意味で30年は遅れてる、って。紅茶も日本で飲むほうが美味しいって。」と言う(実際言った)。
「ほんと、その通りよ♡」と勝ち誇ったように言ってあげる。 心の中で「でもどうしてそんなに遅れてるイギリスの自殺率は世界58位と日本に比べぐーんと低いのかしら?」と思いながら。
自分よりも劣ったものを提示してあげないと幸せ度って計れないもんなのかしら。

そんな感じの人にブータン王国の人達の幸せ度が高いことをことさらお伝えする意味なんてあんの?って思うのはあたしだけ?
幸せ度と貧しさはまるで違うと言いたいらしいけど、ここまで金満社会でたらふく食ってきた国にいまさら「貧しくても幸せになれる」は説得力に欠けるってもんでねーの?
一方で「そのブータンの王妃が持ってたバッグが100万以上のバーキン。それってどうなの?」
、ってどうなの?エコバッグだったら良かったのか。

飛べなかったが、なかなか人生についていろいろ考え、意味のある帰郷ではあった。
無事厄年も息災に終えることができたこと、廻りの皆様や天照大神に感謝いたします♡

会おうとしてくれたみなさんありがとう。
時間がなくて本当に失礼いたしました。m(_ _)m