2012年11月25日日曜日

Tucson (2)


そんなジョンの庭にやってくる小鳥さんたちに丁寧に
「ハチドリさーん♡」
「フィンチさーん♡」などと手を振ってご挨拶してたら、ジョンが、
「そげに鳥が好きなんやったらもっとええとこ連れてったるわ。」
と、言う。
究極の鳥の気分になるためハングライダーとかスカイダイビングとか言い出しかねないので逃げ腰に「そ、そうねぇ・・。」などと言っていたら、いきなり車におさーんともども突っ込まれ、約30分ドライブしてやってきたところ、それは・・・。
アリゾナーソノラ砂漠博物館。
あぁ、良かった。博物館で・・・ほっ。
サボテン見て、砂質なんかをルーペで調べて、カフェテリアでバーガー喰って帰るんかしら?と思っていたあたしは単なるアンネあんぽんたんぽんだったっ。

灼熱の砂漠の中サボテンに囲まれて、マイクを持ったお姉さんが立っていた。
そしてその周りにぞくぞくと人が集まっている。
どうもあたしたちもその人達に加わるらしい。
その人垣を囲むようにして離れて立っている3本の木の下にそれぞれ係員風の人達がトランシーバーを持って待機している。

お姉さんが「みなさん、今日は砂漠博物館のラプターフリーフライト(Raptor Free Flight)へようこそっ。 」と解説を始めた。
ラプターフリーフライトて何やの?と思っていたらお姉さんが
「このショウの間は絶対に手を頭より上にあげてはいけませんよ。」などと言うている。
そしてある鳥の解説を始めてほどなくしたら、向こうのほうからザッザッザッという音を立てて2羽の美しい鳥が低空(一枚目写真)、それもあたしたちの頭の上空30センチ(うそじゃないってーっ)をまるでバレリーナのように舞いながらやってきた。そして待機していた制服の一人が立っている木に止った。
観客たちもその超低空で飛んでくる鳥の臨場感に「おおおおおっ」と感嘆の声をあげている。
他の係員が合図すると、まるでリモコンで動いている飛行機みたいにその係員のいる木から木に飛んでいって止るのよーっ。
ちなみにその鳥は足かせも口輪も付いてない、まるで野生のすっぽんぽんの鳥たちなのだった。
こちらに向かって飛んでくるBarn Owl(メンフクロウ)


ジョンが小声であたしに「実は僕、こないだまでこの係員のボランティアしてたんだよ。2ヶ月訓練受けて。」って・・・。
あんた、そこまで鳥好きやったんかー。知らんかった。そうかそうか。
その調子でその後さまざまな大きい鳥が4組ほど頭すれっすれに飛んで来て、その時間にしばらくは酔いしれていたんだけど、最後に帝王のような鷹が音もなく飛んで来た時には顰蹙だったかもしれないけど、惜しみなく号泣してしまったわ。
まるでいにしえの時からずーっとこのソノラ砂漠を飛び続けていて、ここにたまたまやってきてあたしたちの為に止ってくれたような、そんな錯覚に陥ってしまった。
なんたる感動。なんたる美。なんたる雄大さ。そしてすこしの儚さ。
頭を揺さぶられるようなこの感覚。
これぞ、あたしにとっての究極の癒しであったっ。
あぁ、神はこれを見せたもう為に我アリゾナの砂漠へ使わしたのであろうか(おおげさかっw)。
神の使いのような風貌のその鷹がどこぞ遠い世界に連れていってくれる錯覚に陥ってしまう、まるであたしみたいな観客が多いから頭から上に手を挙げることを禁止しているのだろうか、などとぼんやり思いながら。
あたしもこの特訓受けたいっ!これ毎日やりたいっ!鷹さーんっ!

どこかへ連れていって欲しい・・・


そのショウに心底感動してしまったあたしを見て、ジョンはさらに感銘を受けたらしく、あたしにプロ仕様(?)バードウォッチング双眼鏡を買ってくれた
・・・・( ̄▽ ̄;)
その双眼鏡は今このマルメで毎日うちの前の往来を行く美しいスウェーデンの人々を見るために使われているという。紅白歌合戦で野鳥の会の人達と使うべきだろうか・・・。

この模様是非映像で(☞クリック)。
アリゾナーソノラ砂漠博物館のサイト


ちなみにボランティアのお兄さんはイケメンです♡














2012年11月23日金曜日

Tucson (1)

スウェーデンではコート、マフラー、手袋必須の時に・・・

アリゾナ州第二の都市トゥーソン。
このメキシコの国境まで約40分で行けてしまう街にNY時代の同級生ジョンが移り住んではや5年(厳密に言うと同級ではなくあたしは修士、ジョンは博士課程だった)。
かねてから訪れたいとは思っていたけど、その距離に尻込みしてしまいなかなか行く機会がなかったのだけど今回の結婚式のおかげでついでと言ったら悪いけど、それが実現することに。
ジョン本人にはなんだかんだのヤボ用で地球のどこかで毎年会っているのだけど。

ところでトゥーソンはTucsonと書きます。ネイティブでもつづれない人は多い。




タイのおっちゃんみたいな格好で餌付け




さてその「小さい家」をやっとのことで訪問することができた。
4年間、家を探しに探して、この家が市場に出た時には職場の大学から近いこともあって瞬間的に購入したらしい。
気候の良さと文化の高さからこのところトゥーソンに移り住む人、特にお金持ちのリタイアした人達(年寄りとは限らないのがアメリカだ)が多く、物件も少ないし、地価も上がっている。
と聞いていたので大学の職にあるとはいえ、おきゅーりょーも知れてるだろうから(失敬)そんなジョンが購入した家とはどんなだろうと思って行ってみたら・・・。
プール付き、サボテンや林に囲まれ名勝カタリナ山が一望できる「日本にあったら大邸宅だろ」だった。
おさーんの弟の家を訪れた時もそうだったけど、このアリゾナの旅ではアメリカの暮らしの豊かさ、つかデカさを日本と欧州の生活ですっかり忘れていたあたしは改めて思い出し、圧倒的に懐かしく感じてしまったのだった。
あぁ、友人出世し、我こころ複雑なりき Ω\ζ゜)ちーん

あたしが今回のアリゾナの旅で心を持って行かれてしまったものの一つは、セドナではなくこの邸宅のもっているスピリットであったことは間違いない。まさに「邸」という漢字がピッタリの品格があった。
他人の家ながらこの上なく居心地がよく、心がすーっと落ち着いて、自分にしっくりきてしまったのよ(がはは、向こうには迷惑だろけどさー)。
いくら旧知のジョンとは言え、おさーんも一緒に4泊もして居心地悪くならないかなぁー他人さまの家に泊めて頂くよりはお金あったらホテル行きたいタイプ)、と思っていたのってちょー杞憂w 最後は「出てけ」と言われてもしがみついて出て行きたくない(爆)感じあったもん。睡眠不足も便秘もなかった(ぶふっw)。

ハチドリさーん!羽の動きが速く扇風機みたいな風がくる


この家がなぜこれほどまでに心地良いかと言うと、それは毎日やってくるハミングバード(ハチドリ)、ナイチンゲール、フィンチ他、無数の鳥たちのおかげでもあるのではないかと思う。
あろうことか、ジョンはその鳥たちに鳥籠やら休憩所(名前知らず)、餌付けする道具、大量の餌などを購入して、毎日出勤する前にかかさず餌付けしているのであった。
「心の平穏への投資」らしい。泣かせる。たまに。(T_T)
おっしゃる通り、鳥さんたちが寄ってきたらとてつもなくへいお〜んな感じになってしまった。
(うんてぃも他でして来てくださるのでさらに平穏♡)

あたし、人生においてアリゾナにもアテンションした事なければ、この「鳥」という生き物にもさして注意を払って考えたことはなく、これほどまでに直接それらに接したことは初めてだったように思う。鳥と言えば焼き鳥ぐらい・・・いやん。(こうやって考えてみたら焼き鳥ってとんでもなく残酷なような気がしてきたわ・・・。でも食べるけどさぁw)
鳥がこんなに綺麗で愛らしく、また果敢ない生き物だということも初めて知ったわ。
多くの作曲家が好んで「鳥」を題材にした楽曲を書く意味がちょっと判ったような・・・。

そんないたいけな鳥たちなのだが・・・。
この後、まさか鳥たちを前に号泣してしまうとは・・・。
ええ?まだ続くのぉぉ?・・・ごめーんっ。


この夕焼けが目に焼き付いて未だ離れず











2012年11月19日月曜日

セドナへのドライブ

Tlaquepaqueと書いて「トゥラキパーキー」とアメリカ人的には読む
http://www.tlaq.com/


結婚式の翌日、おさーんと彼の一番上の兄アンディと3人でグランドキャニオンに行く事になっていたのだが、結婚式で疲労困憊してしまったあたしたちは5時間のドライブはいくらなんでも辛いということでプレスコットから2時間ぐらいで行けるセドナ(Sedona)に行く事にした。

あたしゃ今まで生きてきた中で一度もアリゾナの「ア」にも興味を持ったことがなかったので、もちろんそのセドナとやらのことも知らなかった。
聞くと、スピリチュアル系の人の聖地として全世界的に有名っていうじゃないのっ!

・・・・そりゃ聞いたことないはずだわ。
「ええええ?セドナ知らんかったのぉぉぉ?」と、うちのおさーんからも言われる始末。
(ク◯。ラデュレ知らんかったくせに。)

占いには興味あっても、スピ系はどーも苦手なあたし。
今までの人生において、スピ系を自称する人達からは啓示を受けるどころか、二人で喋ってるとスピリチュアルな暖かい気持ちからはどちらかというと真反対に連れて行かれちゃった場合が多かったの!・・・あたしだけ?w
(経験からよ。あなたのことではないわよ♡)。
セドナの街にも心の美しいであろう日本人きゃんきょーきゃくが驚くほど沢山いた。ちなみにすれ違った約3名のジャパニーズがこの本大事そうに持ってたのにはびっくらした。相川◯瀬著って!
なんでも大地から強烈なエネルギーを発しているヴォルテックスサイトがセドナのあちこちに点在しているらしいのだ。

セドナにはパワーがあるなんていわれてみると・・・そういえば超短気なアンディも普通に短気なあたしもなんだかリラックスしているよーな(最初の写真でもあるトラキパーキーというアーティストのお店が集まったところに行った・・・別に行かなくていいわよw)
ランチの間も気持ち悪いぐらい朗らかだった。
大地からのパワーだろうか・・・。

ランチした小川沿いのレストラン


だが、その街を車で走っている時には周りの景色は赤い岩山が切り立っていて(カテドラルロックというらしい)そりゃ見事な絶景なんだけど、何かのパワーをありがたく発している感じがどうも・・・う〜ん・・・。どうなん?
Ω\ζ゜)ちーん
ぶっちゃけ、スピリチュアルにかこつけてちょいと儲けさせて頂くという金満的な雰囲気とのコントラストがイマイチ拭いきれない印象がないこともない(ってセドナの悪口言うって恐山の悪口言うようなもんかしら)。事実、高級車に乗ってヨガ教室に通うお金持ちがすごい多い。
スピリチュアルって言わんだらええのにぃぃぃ、って感じ。
皆さん「セドナ」で検索してみるとよろしかろう。セドナに行けば幸せになれる勢いよ。
あぁこういうの・・・セドナっぽい・・・☟

10何時間も飛行機乗って時差ぼけになりながらパワーもらってまた10何時間も飛行機乗って帰るのって効果的なのかしら。
「セドナにすっごいすっごいパワーもらちゃったね♡」
「ちょー元気になっちゃったねっ♡これからはもっとポジティブに生きれるね。あ、そういえば総務の◯◯ちゃんってムカつかなーい?」
「ちょームカつくーっ!」
「無視しちゃわなーい?」
「しちゃう、しちゃう♡」
なんてかしましい声が聞こえてきそうだわ♡
それ以前に多分太平洋をエコノミーで飛んでる間に完全にパワー落ちてると思うわよ(エアラインビッチ)・・・と後ろからぬっと現れて言ってあげたい。
わざわざセドナらんでも(w)熊野古道とか行っといたほうがええってぇ、と思わないでもない。

その後、美しい秋の木々の中を2時間近くドライブしてジェローム(Map)という山の中腹にある街に寄った。
なんでもここはゴールドラッシュ時代にはその名を全米に轟かせたものの、1950年代に閉鎖された鉱山の街。
所謂その後はゴーストタウンだったのだが、なんと現在はホンモノのゴーストが沢山出るというので有名な街なのだった。(ためしにゆーちゅでJerome ghostと入れてみるがよろし♡)
でもさびれてる感じはなく人もまぁまぁ住んでいて、観光客がすごく多い。
・・・・ハッキリ言ってセドナじゃあんまり何も感じなかったけど、ここでは霊の存在を・・・・・。
・・・やはりあまり何も感じなかった。
いや、フツーに感じた。
(霊は多分一杯いると思う、麻布ぐらい。)

霊感の強いとおっしゃるあなたっ。どうですか?

楽しい店もいっぱいあって、キャンディー屋のおばちゃんもギャラリーのおじちゃんも便所の100ワットかってぐらい明るく優しかった。
ただ朽ち果てた建物が沢山あって、お化けぇぇな雰囲気を作ろうと思ったらいくらでも作れるセッティングではあるのよ、って感じ。
廃墟となった家の戸口には「この領域に無断で入るもの容赦なく撃ち殺す」なんて書いてある。ひえええ。
本当に怖いのはいつの世の中も生きてる人間なんだね。
ex: スピリチュアルにかこつけて金儲ける人間とか・・・さ。

このジェロームの中腹からセドナ方面を見渡す大絶景を見てお化けのことなんてどーでもよくなっちゃだけじゃなく「人間って本当にちっちゃいなーっ!!」と心の底から思わずにはいられなかった。
山に向かって「俺はみさこのことが好きだぁ!!!」「あたしもよしくんのことが好きぃぃぃ!!」などと山に向かって恥ずかしげもなく叫ぶ若人の気持ちもちょっとわかったわ。 

後日談だが(いやその当日にあったので後日談ではないな)長いドライブでプレスコットに戻って来た途端に、アンディ(共和党)がおさーん(民主党)に向かって「お前に言っておきたいことがあるっ!」と、ドライブの間中大人しくて朗らかだったのにいきなり薮から棒に怒り出して「やっぱセドナには人を癒すパワーがあるのかしら?」なんてちょっとおもたある。
(折しも大統領選前日)

夕暮れのジェロームからセドナ側を望む


あぁ、この次の日にバスに4時間揺られてトゥーソンに入ったあたし達がその地で見たものとは、想像の範疇を越えたありえないものだった・・・。
・・・・って、もう皆さん怒ってません???がはははは。し〜ん。

2012年11月12日月曜日

アリゾナ 結婚式という名の劇場

・・・で、そのアリゾナで見たものは・・・。

 ©masamitony ヴァージンロード

を書く前に、まずおさーんの弟ブルースの娘(おさーんの姪)サラの結婚式について書かせて。
サラは22歳。ニューハンプシャーのダートマス大学を卒業したばかり。
ダートマス3年の時、スコットランドのエディンバラに半年だけ交換留学していた時にイギリスは湖水地方近くのカーライル出身のマーティンに出会った。
で、会って6ヶ月も経たないうちに彼と婚約してしまった。
そのころロンドンにいたあたし達おじさんズは真面目に勉強してると思ったサラから(いや、真面目に勉強はしていたと思う)それ聞いて目ん玉も◯ん玉も飛び出るぐらいびっくり。
大学でも成績優秀で将来はマンハッタンとかのキャリアウーマン路線確実って親族は全員思ってたのに、そんな彼女からカーライルのバツイチの子供二人付きと結婚するっていきなり言われてもよーっ!いや、失礼御免。カーライルのバツイチの子供二人付きを決して卑下してるわけじゃないのよ。でももう一回言わせて。
「そんなのいきなり言われてもよーっ!あんたまだ22でしょっ。あたしの友達なんて43でも一回も行ってないやつがまだまだゴチャマ◯コ(伏せ字必要?)といるんだよっ!」
し〜ん。
結婚後はカーライルの「大きいプレゼントは家に置けないから困ります。」というサイズのワンベッドルームのアパートに住むと言う。
なんだかブルース夫婦に乳母日傘で育てられたサラにできるのかしらとちょっとドキドキしてしまった、この老婆心。
マーティンは訛りが強くて何言ってるかその10%も判らない非常にシャイなロックンローラーだけど、あたしを含めみんなに親切で嘘くさくないし、かなりイケメン。そしてサラのこと本当に愛してくれている・・・。
しかもブルースもパティ(ブルースの妻)も大賛成ではないにしてもまったく反対はしてないらしいし、マーティンを暖かく向かえいれていて、サラ抜きで飲みに行ったりしている。

父と娘、見守る婿 ©masamitony

独身最後の乱舞 @masamitony

2日間にわたって「家族の懇親パーティ」「リハーサルディナーパーティ」が続き、その後結婚式だったわけだけど、その一日目の家族の懇親パーティの時に初めてブルース宅に行ったあたし。
おさーんから「まぁまぁのサイズの家」と聞いていてある程度想像してたけど、まーデカかったわ。住んでる人間は清楚で全然華美じゃないのに、この家のサイズ、何よっ?!
一応身内のことだし自慢になっちゃうからここでは書かないけど、お庭が広大でそこにこんもりした山までついてて山のふもとでたき火囲んで談笑しながら、その横でジャクジー入りながらみたいな。
でもこれ、よく考えたらアメリカでは珍しくないサイズだわよね、ゆかすり・ロベールソン♡(ゆかすりさんから「そんなん、いっぱいあるやーん」って言われる前に書いておくwwゆかすりさんの庭にはデカいプールとフルサイズの野球場があるので)
マーティンのお母さんのリンダが「あたし、こんなに大きい個人宅に生まれて初めてお邪魔したわ。すごいわねアメリカって。二人しか住んでないのにトイレが4つって。」って言うぐらい。
ちなみにこのリンダ、あたしと別れる時に泥酔して「息子はずぇーらいあんらと結婚するべきだわぁぁぁ。あんらもあんなボクネンジンと一緒にいないでマーリン(マーティン)と結婚ふぃなさい。どひゃぁひゃぁひゃぁ。」なんて言っちゃうとっても愛らしい(爆)英国婦人なのであった。大好き♡

©masamitony


いや、それにしても結婚式だ。
セッティングやディナーなど大変素敵だったし滞りなく無事終了したんだけど、おさーんには言えないがちょっと珍妙で不思議だった感があるのは否めない。

まず、招待してない「身内」と名乗る人が5人ほど勝手にやってきて、家族だけの写真の時に「おーい、家族撮影だってよぉ!」とその場を仕切っていた不思議。(最後にあたしにまで「あなたも家族よっ!みーんな家族っ。スウェーデン行くわっ!絶対に。」と言われどう言っていいのか判らなかった。来んどって(汗)。つかあたしゃやたらめったら「あたしもあなたもみーんな家族」なんて言う人(全世界に結構いる)、悪気はないんだろうがドン引きしてしまう。 )

明らかに結婚式に来た人たち同士でインスタントにデキちゃう不思議。

知らんオッサンからケツ触られまくった不思議(ありがたがるべき??)。

知らんガキがあたし見るたびに「Opa Gangnam Style!Ooooo sexy lady!」って何回も言うて来た不思議(3回目で〆そうに。4回目で〆ました♡)。

きわめつけは親族のネブラスカからきたというKY風なおっさんが
「サラが9歳の時に書いた詩を朗読します。『あたしが好きなケイジャン料理。海老もザリガニもこのとおり。明日もケイジャン食べたい・・・うう、明日も・・・ううケイジャ食べた・・・うううう。』」という、どうやって反応して良いかわからない吸い込まれるようなモーメント。
そりゃ詩の内容的には可愛いかもしれんけどわざわざ結婚式で読むようなシロモンじゃないの。サラ本人にしたら恥ずかしいだろうなぁ。あたしが小学生の時に書いた「うちのおとうさんはおっさんです(和尚という意味のおっさんね)。葬式行って金儲け。その他の時は酒飲んでヤスコ(猫)と寝てる。」というプロレタリアート的な詩(実話)結婚式で朗読されるようなもんでしょ。ぎゃぁぁぁ。
おさーんが「あのネブラスカ野郎はクレージーだし過去いろいろあるからあんまり喋らなくていいから・・・」って耳打ちしてきた。そういう人らしい。過去ってなんだ?!

みんなが酔っぱらい出す頃 ©masamitony


あぁ、前の週にあったコモ湖での結婚式の時とはちょっと勝手が違い、Je suis confus en peu.
不思議じゃなかったのはイギリス人やっぱり最後は超泥酔でしめるんだなー、ぐらいかも(あそこまで酔えるのは日本人とイギリス人だけじゃないか?)。
ネクタイ頭に巻いて屁こきながら踊ってるおっさんこそいなかったけど、それ以上に人間の様々なドラマチックな部分が垣間みれたのは大変面白かった。
二つの家族が結びついて親族になっていくってほんと大変なことだわよねぇ、皆さん。

何回か結婚式行かせてもらったけど「うわぁぁ、この両家が親類になっちゃうわけぇ?!これじゃぁモンタギュー家とキャピュレット家じゃないの。まるで劇場だわ。両家の親族同士まったく口きいてへんやん・・・・。」みたいなん、何回かあったわ。
がはは。
いや、今回はこういうのなかったのでよかった・・・・。

強制的にまとめるようで悪いけど・・・ちょいと不可解なところのあるアメリカだけど、のっけからどこか自分の心の底の部分にしっくりきて、あたしにとってはやり易い国だわぁって心から思ったわ。
結婚するって大変、とこれだけ書きながら、弟ブルース夫婦や兄のアンディと長い時間いた後では、うちのおさーんと結婚するっていうより、この人達と家族になってやんのも悪くないかも(上から目線)ってちょっとだけ思っちゃった。不思議。

サラもマーティンも末永くお幸せに♡♡♡

そして・・・・その長かった結婚の儀式が終った次の日、あたしがアリゾナの大自然の中で見たものとは・・・。

がははははは。引っ張る引っ張る。

おまえらが結婚するわけじゃありません・・しかもおまえらがキスして盛り上がることはありません




2012年11月11日日曜日

アリゾナ プレリュード

サワロから『腕』が出るのに70年かかるという


コモ湖からスウェーデンに帰って二日後、北イタリアはロンバルディアの馨しい香りが身体から落ちる間もなく、合衆国はアリゾナ州プレスコット(Prescott)に向けて旅立った。

ところで皆様、アリゾナ州の正確な位置ってご存知?
ラスベガスとグランドキャニオンの下のほうでLAからちょっと入ったところ・・・っておぼろげなイメージでいたけど今回それがくっきりしました。


大きな地図で見る

上の地図をズームアウトしてもらうと判ると思うけど、アリゾナに海はない。
ほぼ海に届きそうな寸でのところでメキシコに邪魔されているからだ。
州都フェニックス(ちなみに英語ではフィニックス・Phoenix)から北部は切り立った渓谷が多く、南部はその大半をソノラ砂漠が占めアリゾナの写真に見られるサワロ(Saguaro・・手が出てるみたいなサボテン)が多く見られる。
おさーんの両親の終焉の地であるプレスコット。
うちのおさーんがハイスクール卒業する年(40年前)おさーんのお父さんがプレスコットの病院にテネシーから転勤したので長年住んだ地を完全に畳んでアリゾナに移り住んだ、となんとなく聞いてはいたが実のところはテネシーの田舎町での閉塞感に堪えられずの引っ越しだったらしい。
ちなみにテネシー州クラークスヴィルからアリゾナ州プレスコットは引っ越しトラックで4泊5日(ぶっ通しだったら27時間)は余裕でかかる距離ときいてびっくり。南部から南部への引っ越しだから小田原から水戸行くぐらいかと勝手に想像していたんだけど実のところマルメからイタリアのつま先のレッジョディカラブリアに相当する距離なのよ(約2700km。ちなみに青森ー鹿児島で約2000km。あら意外とデカいジャパン。ちなみにニューヨークからフェニックスまで直行便では約5時間である。)
テネシー州もこんなところにあったのか、と今地図を見て初めてくっきりと確認。
どーでもいいけど、こんなデカい国と長刀持って戦って、勝とうなんてちょっとでも思ったこと・・・・立派(言葉マックス選び中)。

そのプレスコット。標高1600メートルのところにあり、皆さんも持つであろうアリゾナ州の暑くて乾燥したイメージとは違いかなり涼しく、冬は雪も積もる。サワロも生えてなくて四季もあるかなり過ごしやすい街なのだ。ソニー&シェール(☜絶対クリック)も一時期住んでいたことがあるという(がはは)。
おさーんの弟のブルースが今でもその地に家族と住んでいる。あたしもブルース夫妻からずーっとお誘いを受けていながらなかなかアリゾナに行く機会を逸していた。
だってぇ、アリゾナでサボテン見るよりファビュラスなサンジェルマン・デ・プレ、コートダジュール、コモ湖じゃんねぇ。おほーほーほーほー。しーん。

今回はブルースの娘サラの結婚式があり、初めてその地へ踏み込むことに。

それともう一つの目的。
あたしの大学院時代の親友、ピアニストのジョンがトゥーソン(ツーソン)の名門ユニヴァーシティ・オブ・アリゾナ(通称U of A ユーオヴェー)の音楽院で教授をしているので、 彼の仕事ぶりや最近購入したという「小さい家」も見がてら。
ハッキリ言って、イタリアでかなり満たされてたので、砂漠やサワロにはあんまり興味がわかず、しかもニューヨークじゃないアメリカなんかジョンやブルース一家には悪いけど退屈なだけだろうとかなりやる気なし、行く気なしだったあたし。
アイム・ソーディィィィ。

ロンドンで飛行機を乗り換え、フェニックスの「スカイハーバー(正式名称)」まで直行11時間。すべてブリティッシュ・エアウェイズで。遠かった・・・(イヤほんと、アリゾナは遠い。『ミラノに住んでます』って言っていいんじゃないかってぐらい近いわ、ミラノはw)
そこから予約していたシャトルサービスに乗りプレスコットまで2時間のドライブ(OMG)。
着いたのが夜中の11時だったので一体外に何があるのかも真っ暗で見えず、心身疲れきって落ちるように寝てしまった。

そして、次の朝を迎えたのだが・・・。

そこであたしが見て体験したものは、コモ湖のヴィラもローロ・ピアーナの深緑のスカーフもスフォルツァ一族の華麗なるミラノもジョヴァンニの白トリュフのリゾットも全てどこかへ飛んで行ってしまうぐらいのパワーのある「なにか」だった。

・・・・って、まるで世界ホニャララ発見の予告のようだわww

・・・・続く。

2012年11月1日木曜日

Pavia

ティチーノ川(Ticino)

エリカのコモでの結婚式からちょうど一週間後にアリゾナであったおさーんの姪の結婚式プラス諸々のこと書こうと思ったんだけど、
その前にパヴィアで撮った写真載せます。

一度買ったら一生涯で二度と買わなくていいイタリアのガイドブックよ


我がジョヴァンニの由緒正しき「Guida Turistica d'Italia」1983年版(爆)によると、 どうもロンバルディアに行った場合にパヴィア(正確にはパヴィーア)の街に行くとよろしい、そして彼の地では「Certosa di Pavia」に詣でるのがよろしかろう、とある。
ミラノから車で40分ほどと言うことなので、ジョヴァンニのランボルギーニ(ゴルフとも言うw)でせっせと行ってみた。
そしたら、その修道院(Certosa)ったらしっかりと閉まってた。
いつもだったら「んも゛〜〜〜っ!開くまでここで正座して待つわっ!いつまでも待つわっ!」ぐらいの勢いなんだけど、そこはそれ、ミラノに行き過ぎて半分ミラノに住んでる気持ちになっちゃってるもんだから、「あら、また今度ねぇ♪しゃらばーい♡」って気軽なもんよ(普段人間いつ死ぬかわからんとか言いながら・・・・がはは)。

またまたその由緒正しきガイドブックによると、パヴィアではPasticceria Vigoni に立寄り、そこでトルタ・パラディーゾ(天国のタルト)を食すべし、と記されている。
ガイドブックに楯突くようで恐縮であるが、あたしゃこの名物よりも下のカノンチーニのほうが好きかもかも。
ということで、そのお店を見つけて入ってみたら(さすが名ガイドブック。1983年版だが潰れそうな店は載せてない)まるで昭和初期のカフエーのやうでありんした。

カノンチーニ♡大好き

お客もレトロ(失敬)


パヴィア大学
枯れ葉の色もスウェーデンのそれに比べて濃かった
今回のイタリアもいろんな人に巡り会い、美味しいもの沢山いただきとても有意義でした。
帰りの飛行機で「こんな美しいイタリアのすぐあと、ク◯ファッ◯ンアメリカなんか行けるか、ヴォォケェェェ。」なんておさーんの耳元で鈴をころがすような声で囁いておりましたのに、そのアメリカで・・・。

マジでアリゾナ編に続く♡