2014年8月15日金曜日

Journey to Italy 2014 (5-2): Mugnano in Teverina

前編より・・・。

一日中本を読んで過ごしたいロッジア


そのB&Bの前に立ってジョと二人でビビる。
村の中心に堂々と鎮座している正真正銘のパラッツォだったのだ。
元はローマの名門貴族(この名門って言葉に弱かろうあたしとあなた)オルシーニ家のパラッツォの一つ(数ある一つ)だったものを現在の所有者エルザとガブリエッラというこれまた英語を一言も喋らないおばちゃん姉妹がその家族たちと切り盛りしている。
当たり前だけど入り口も正面の木のまるでGame of Thronesに出てきそうなデカい門をくぐって入るの。
ちなみにこないだ行ったボマルツォの街中のパラッツォも怪物公園ももとはオルシーニ家の持ち物。

チェックインが8時だったのでエルザさんから「被昇天祭のパレードに間に合うように今すぐ夕食したほうがいいわ。夕食は街のタバッキ(タバコ屋)で食べてもらってるのよ。」と言われた。そのタバッキとは村に一軒しかない何でも屋で、洗剤からワイン、チーズから鉛筆まで売ってる。そのタバッキの外の広場で美味しいハムとチーズの盛り合わせ(大盛り!)と地元産のワインだけいただいた(パスタ作りましょうか?と言われたがなんと断ったの)。ちなみに全部で18€!!
昼間あんなに暑かったのに、山の上なので夜はセーター無しではちょっと寒かった。

外で夕食をしていたら、村の人たちが広場にぞろぞろ集まり始めた。
あたしはもとより、イタリア人のジョの存在までもがちょっと浮いている。
村の方達はなんていうか素朴で、街のすれからしの人達とはちょっと違って見えるものだわよ、うん。
などと考えながらぼーっとしてたら、目の前で80歳ぐらいのおばあさんがほぼダイビングする形で派手に転んでしまったの。
ちょうどパレード見るためにいた若い人たちがバッ!と駆け寄って起こしてあげた。なんともなくてよかったけど、こういう石畳や坂(大体このヴィテルボ地方の村は坂になってる)は慣れていらっしゃるとはいえ老人には危ないなぁとこの旅でイヤというほと思い知らされた。この後訪れた村でもずっこけてるじーさんやらけつまづいたばーさん見たから。
しかも助けるべき若者たちは都会に出てしまって、普段はじーさんばーさんだけみたいなところ本当に多いのよ。これ日本でもそうだわよね?
うちの母がフィレンツェの石畳で小学生みたいに転んで持ってたあたしの高いカメラ叩き割ったのを生々しく思い出す。

マリア被昇天のパレードが始まった。
そのパレード、パレードとは言え本当に厳かで(☟ビデオ参照)であまりの静寂さとこの村の方達の信仰の深さにジョも心の汚いあたしまでもが涙してしまった。
イタリアのマンマ(お母さん)大好き文化はこのマリアの存在に深く関わってるのだ。
マリアのお陰で家族が団結。団結するためには食卓が必要で、その食卓には美味い料理。
その美味い料理につられイタリアにしょっちゅう来たくなるのは元をたどればマリアのコンスピラシー(陰謀)なのだったww
ジョはよこでベソかいたみたいなってるw
一年半前に亡くなったお母さんと行ったパレードのこと思い出してるんだろう。
あぁ・・・恐るべきマンマ教!!ww


パレードが終った後、みんなでスイーツを食べるのが習わしらしく、パラッツォの人達が広場にテーブル出してその上にスイーツの皿やらジュースやら出し始めた。
ちなみにこれでわかったのだが、パラッツォの人達は集落には必ずいる(あたしも田舎出身なのでわかるが)「名士一家(ふくみありw)」なのだった。
まぁありがたい存在ではあるのよ。



ヘトヘトだったあたしは先に就寝して、爆睡してたからいつジョが寝たのかもわからず。

朝起きたらまた快晴だったわっ!!

朝食はパラッツォ内の素晴らしい部屋で、ローマから来た素敵な英語完璧なご夫婦と。
その後ガブリエッラさんから城のツアーをしてもらったが、なんせすべてイタリア語だったのであたしはすこし退屈だった。あぁ、イタ語やらなきゃだわよ。
ジョが後で説明してくれたことによると、なんでもオルシーニ家のあとサヴェッリ家、そしてボルジア家の所有となったとか。ボルジア家はライバルファミリーが残した美しい壁画や装飾を消さずにそのまま使ったっていうのが良いわ。
時を経てイタリアの所有となってからなんとタバコ工場として使われてたらしい。姉妹のお父さんはその工場長で、姉妹は工場だったこの城で工員さんたちに囲まれお嬢様として育ったという。その後お父様はその財でこの城を国から買い取ったと言うからすごい。
ちなみにお父様(故人)は小学校しか出ていない人で、姉妹は村で初めて高等教育を受けた人達だったという(でも英語は一言も話せないw)。

朝食の風景 B&Bは他のお客様とテーブルをシェアするのがいい


ロッジアから裏庭をみる
裏庭からロッジアを見る
オーナーさま姉妹と


Palazzo Orsini 
注:前回のブログでジョがあたしに二人で100ユーロと言ったと書いたけど、本当は110ユーロの部屋だった。と、今サイト見て知った。二人で同じベッドに寝られるならお薦めする(一応真ん中で別れてるベッドだけど)。

ありえないぐらい優美なロッジアからふと稜線に目を向けると、その向こう側にまた村がある。
なんだか大きなパラッツォも見えているじゃないの。
今日はあそこへ行ってみようか。
うん、行ってみよう。
Giove(ジョーヴェ)と言うらしい。
見ると「イタリア、最も美しい村協会」に登録されている村のひとつだという。

楽しみ♡わくわく♡

・・・の、はずが。

まだまだつづく。


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